Column

MUSHROOMのペンダントランプ ~ FUTAGAMI ~

大人の美容室を目指すにあたり、牧田の脳裏に思い浮かんだのは真鍮、鋳物、ステンレス、アイアン、色ならばGRAY(グレー)でした。自身の日常にはワイヤーバスケットなどの小物としてのアイアンや季節ものの風鈴に真鍮を選んだりなど、さりげない置物やちょっとした小物に雰囲気のあるモノを取り入れて、生活感を感じさせない楽しみ方をしていました。ですが今度はお店の「顔」としてのペンダントランプです。そう考えたとき、存在感がありつつ且つモダンでもあり、和のテイストも持ち合わせた落ち着いた「雰囲気のあるランプ」を、と思い探すことにしました。

 

 

設計士さんから「FUTAGAMI」のランプの提案があったとき、即座に「これだ!」と思い、すぐさま返事をしました。以前自宅のペンダントを決める際にもFUTAGAMIのペンダントは知っていましたが、「日常」の住まいをする空間として「和」に寄っている自宅であっても、その時に選んだそれは違ったものでした。今目指すのは、今まで自分の中になかった「大人の非日常」としての空間、そして一日の殆どを過ごす私と「非日常」を施術を受ける場として感じてもらいつつ、日常へと再びスタートしていってほしいお客様への視野的リッチな空間。「明星」という名の黒ムラのランプが経年で変化を楽しめる存在だということは至極当然で、MUSHROOMにはこれしかない、そう思いました。

 

 

レセプションとその延長線上に並ぶふたつの「明星」は、これから少しずつ日が短くなるお店の空間にいい存在感として淡い光を照らしてくれます。また、ペンダントを吊るしているコードの色もいい味わいとなっています。低い位置を照らす存在として吊るしているため、「明星」の外の黒と中のゴールドのコントラストが気になる方は、少し下方からのぞいてみて下さい。