Column

マキタのきほん ~ 一日のはじまり ~

私マキタの朝のはじまり。それは起きぬけにポットをガス火にかけ、沸かした白湯を飲む、ということ。そこから一日をスタートしています。春夏秋冬、季節も関係なくもう何年も毎日がそこからのスタートとなっています。きっかけはというと、当時「白湯 健康法」という本を本屋さんでたまたま見つけ、いろんな雑誌などでも白湯についての良さを掲載していて気にはなっていたんです。これはもしかして偶然じゃないのかもな、と思ってとにかく始めてみることにしたのです。低体温でもっぱら冷え性だった私にとって、気を抜いたら「お腹が痛くなった」りだとか「そういえば最近便が出ていない」なんて事は日常的で、そんな自分が少しでも変われるなら・・・という淡い期待も始めるにあたっての背景にはあったのです。ともあれ、白湯なんて「味」もない、お茶等のような「~的効果」もないもの。ただの水を火にかけて温めただけの飲み物ですが、毎日続けていくうちにこの無味な飲み物の本当の効果がどんどん分かるようになってきたのです。まず感じたことは、寒い季節の手の先や足の先が以前よりも冷たく感じなくなったこと。風邪をひきやすい体だったのが気が付けばしばらく風邪をひいていない、など思いを巡らせるといろいろと以前より良くなっていることに気が付いたんです。そうやって変化が分かるようになってくると朝一番で白湯を飲むこと自体も習慣にすることが出来て、時に遠方に行く際でも保温容器に白湯を沸かして持って出るようにさえなったのでした。「冷えは万病のもと」と言いますが、毎日続けることで良くなっていく自分がありありと分かったので、ある時から主人にも朝一番に白湯を出すようにしてみました。かれこれ私の白湯生活から一年くらい経った頃でしょうか。そうするとそれまで晩酌のお酒は氷と水でキンキンに冷たく割っていた主人も、万年のそれで内臓が冷えていたらしく、気付かなかった不調に気付くことが出来てお酒もお湯割りに変え、事なきを得たのでした。実はこれをやってみるまで白湯は大っ嫌いだった私。ところが水を温めるだけなのに味もまろやかになって効果も良し。嫌いなことを受け入れられる自分って単に年を取っただけなのかしら、とも思えるのですが、それはさておいて今では遠方に行く際に持って行かないまでも始めて6~7年が経過。これからもまだまだ楽しく続きそうです。