Column

マキタのきほん vol.2 ~ベースはマクロビオティック ~

体調がすぐれない、思うように生きられない、いろんなことがしっくりこない・・・など、20代までの日々の積み重なったモヤモヤが「解消されない」「何故?」という想いのなかでさまよっていた頃、出会ったのがマクロビオティックでした。かつての疑問が解消されない状態でやり過ごしていることの積み重ねが「今」の自分を作っているんだ、と知ったのも、導かれるように受講したマクロビオティック初級コースのテキストに全て書かれていたのでした。もしかしたら「知る」という段階だけでも自分は楽になれるのかもしれないのですが、「今」を作っているのがそれまでの自分の「食べ物」で、知ることで「実践」として変える努力をすることが最初の一歩なのではないか。そんな想いで「できることから、少しずつ」を実践したのが今から約10年前。まず始めてから感じたことは、日々の暮らしかたや過ごし方がほんの少し変わるだけで、自分の体や精神のみならず、周りの人や環境すらも変わるという事。これは人から受ける「想い」や自分が誰かに与える「影響」にもいえるような気がしています。そしてもっとダイレクトに実感したことが、過ごし方ひとつで内なる「自分」に耳を澄ませるようになったこと。いい意味で自分に素直に、「蓋をしない」ようになれたことです。なぜなら、食べ物が変わったからか、自分に蓋をしたり、やり過ごそうと思うとそれがどうやらストレスとなって、アレルギーのような症状が出るようになったんです。これはバイオリズムの中で生きていく上ではやり過ごせないことだと私は思っていて、かゆみが出たから皮膚科に行って、処方されたステロイドを患部に塗ればいい。そんな話ではないと思っています。 そして歯や骨といったヒトとしての骨格にも、食べたものの影響は大きく、私の場合はですが玄米を食べていた時期にはあからさまに耳の形、あごのライン、顔つきもすごく変わりました。鏡を見てビックリしていたのを鮮明に覚えています。それは現代人がいかに「噛む」という事をしていないか、という事と、動物性食品の過剰摂取が現代に多い「病」を作っているのでは、という事でした。続きはvol.3にて。