マキタのきほん ~ 繰り返すことによる結果とバランス ~
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③ 「モノ」がつくるもの -②-
MUSHROOMのお客様に直接使わせていただくものは、まず自分がサンプルとして一定期間使用し、「このままずっと使
っていたい」と思うものを選んでいます。
それはカラー剤やパーマ剤、ストレート剤、サロンケアトリートメント、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア剤
やスタイリング剤、スキンケアや衣服、お菓子に至るまで、取り扱っているもの全てにおいてそうです。
「目利き」という言葉がありますが、広辞苑では
① 器物、刀剣、書画などの良否、真贋(しんがん)をみわけること。鑑定。またその人。
② 人の才能、善悪などを見分けること。
とありますが、自分がどうありたいかでそこにある対象物から感じ取れる構成や想い、価値、心地、質など、ストーリー
や背景が見えるものについては、長く人に愛されるよう、MUSHROOMというフィールドを通して目利きをさせて頂い
ております。
それはまず目で見る視覚から感じ、サロンに漂う空気感、BGMや設備からリラックスしていただくといった、ご来店い
ただく方の五感を通して、それがその方の一部となる、とマキタが信じているからかもしれません。
お客様に限らず、MUSHROOMに出入りしてくださる方すべての方の持つ「見えない部分との調和・バランス」という部
分に心地よく響くように、という想いがあるのですが、MUSHROOMとしての思いが故の変化もまた、お気づきの際に
はご了承いただけると嬉しく思います。
食べているものが人の「思考」を作るように、MUSHROOMにご協力くださる作家さん達もまた、いろいろな想いをの
せて役割を担ってくださっています。
お茶のおともにお出ししているビーガンクッキーを作って下さっている山の粉やさんは、クッキーの材料である食感を出
すためのアーモンドプードルを、アレルギーの観点から大豆粉に変えられました。小麦を抜いてアレルギーの多い順位も
ナッツ系になっているので、小麦をクリアしていてもナッツで食べられないことがある方への配慮かと思います。
また、MUSHROOMで販売させて頂いているポンセンやマカロニきなこを提供くださっているぱっかん屋さんは、現在
アーユルヴェーダを習得しながら、その師と共にインドの聖地に行くことになったりと、どうありたいのかという軸と共
に日々繰り返すことが派生する結果として成長につながり、パワーバランスが上がるのだということに周りの方からも深
く気付かされるのでした。
写真はお手製のマイおやつで、全粒粉の小麦粉ときび糖で作った、美味しくて楽しくなる仕事のおともです。
続きはまた、次号にて。